三菱一号館美術館で開催されたパリグラフィック展が最高に面白かった件

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どうも、ウェブ系フリーランスのウェブ系ウシジマくんです。最近めっきり寒くなりましたね。11月になり、今年もあと1ヶ月となりました。

先日、奥さんと一緒にパリグラフィック展に行ってきたのですが、そこで初めて「美術館巡りって案外面白いかも!?」と思えたので記事にしようと思います。

館内には写真撮影が可能な箇所もあったので、一部撮影したものもお見せしますね。

パリグラフィック展とは?

パリ・グラフィック展とは、東京銀座にある三菱一号館美術館にて開催されている展示会です。

この三菱一号館美術館は、19世紀ごろに流行していた版画やポスターなどのグラフィック作品をコレクションしており、たびたび展示会を開催。

オランダのアムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館とフランスのオルセー美術館と共同展示会を行ったことでも有名らしいです。(らしいですというのは、実際に私が訪れていないため)

今回このパリ・グラッフィック展でフォーカスされているのは、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(以下、ロートレック)というフランスの画家。

今から100年以上も前なのに、どこか新しいロートレックによる版画やポスターをゆっくりと鑑賞できるのが、パリ・グラフィック展です。

絵画の知識が全くなくても、おしゃれが好きなら十分楽しめる

正直僕は、美術や絵画の知識についてほぼ皆無です。

しかも、このパリ・グラフィック展に行くまでロートレックについて知りませんでした。

そもそも、この展示会に行ってみたいと思ったきっかけは、東京駅構内に告知ポスターが貼られており、なんとなく「おしゃれだなー」と思ったからという単純な理由。

入場料は大人1,700円と映画鑑賞とほぼ同じ値段なので、興味のない人からすれば高いと思うかもしれませんね。

でも、わざわざオランダやパリの美術館に行かなくても1,700円払うだけで昔の絵画を鑑賞できると思えば安いもんかなと。

あとは、しくじり先生でオリラジのあっちゃん(中田敦彦)が言っていた、「絵画はそれぞれの楽しみ方で見ればいい」的なこともきっかけの一つでしたね。

今回のパリ・グラフィック展で僕が注目したのがカラーリング。

展示されていた作品の中には、繊細なものから、コントラストがはっきりしたものまで実にさまざなカラーの表現技法が使われていました。

パリ・グラッフィク展で展示されていた作品の一部を紹介

館内では展示されていた作品の写真撮影が許可されたスペースがありました。(いずれもiPhone6で撮影したものです)

以下で紹介している作品へのコメントは、僕自身の独断と偏見によるものです。なんとなくしか知らないからこそ、直感的に感じたことを書いていますのでご了承ください。

アリスティド・ブリュアン

アリスティド・ブリュアン

少しオレンジがかった赤のマフラーがポイントになっているポスター。この人物は、フランスのシャンソン歌手であるアリスティド・ブリュアンです。

僕はなんとなくですが、チョコレートのポスターっぽいような雰囲気を感じましたね。

グラフィックTシャツのデザインでこの作品が使われていたら、おしゃれなヨーロピアンスタイルになりそう。

ムーランルージュ ラ・グーリュ

ムーランルージュ ラ・グーリュ

パリに現存するダンスホールであるムーランルージュが描かれたポスター。

ルージュはフランス語で 赤いという意味で、ムーランは **風車””の意味らしいです。

ムーランルージュと聞いたとき、最初は「ディズニー映画のムーランと関係あるのかな?」と思いました。特別関係ないようですが、このフランス語のムーランはその意味から地名は人名に使われることもあったようなので、もしかしたらそこと関係あるのかもしれませんね。

赤や黄色などの明るめなカラーが多いのに、全体がまとまって見えるのは彩度やトーンを統一しているからじゃないかなーと思ってます。

個人的にはゴシック間のあるフォントがツボ。Mの文字を大きくしてインパクトを与えながらも、他の文字はMの文字サイズからはみでないように文字組みされているバランスが絶妙。

この技法はバナーとか作成するときに真似したらかなりおしゃれな雰囲気になるんじゃないかと思ってます。

シャノワール巡業公演宣伝ポスター

シャノワール巡業公演のためのポスター

黒猫がジッとこちらをみているのが特徴のポスター。こちらはロートレックではなく、テオフィル・アレクサンドル・スタンランというフランス画家による作品。

使用しているカラーがが赤・黒・ベージュの3色のみなのに、トーンや彩度でコントラストに変化をつけているところが個人的には好き。

実家で飼っている黒猫に体型がちょっと似ているところも、なんとなく親近感を覚える作品です。

滞在時間は1時間ちょっと。結果的に訪れてよかったと思えました。

ゆっくりと館内を鑑賞して、気づけば入館してから1時間ちょっと経過していました。

出口付近には、パリ・グラフィック展で展示された作品を用いたグッズが販売されたショップがありました。

自宅でもパラパラとみたいなーと思ったので、販売されていた図表を購入。

値段は2500円ですが、各作品への解説や描かれるまでの背景などが詳細に書かれており、かなり充実した内容になっています。

飾っておくだけでもインテリア的にもおしゃれと思い、思い切って衝動買い。

WEBデザイナーの方は色使いやフォント、文字組みなどの参考になると思うので購入して損はないと思いますよ。

こぼれ話

このパリグラフィック展に訪れたのは、10/30の月曜日。

実は三菱一号館美術館は毎週月曜日は休館なのですが、この日はトークイベントがあったようで臨時で開館していたようです。

駅からGoogleマップでルートを検索していると、本日休館の可能性がありますが大丈夫ですか?とアラートが出たのでヒヤッとしました。。

諦めきれずに現地に足を運んでみると、入り口にいたアテンドの方が「いつもは毎週月曜日は休館ですが、本日は特別に開館しております」と声をかけてくださって無事に入館できました。

行こうとしていたイベントが実は休館だったということは過去に何回かあり、その度に奥さんに怒られているのですが、今回はその心配はなかったので一安心。

まあ、「ちゃんとして〜」と注意を奥さんから受けたましたが。。。(笑)

それでもなんだかんだで一緒に楽しんでくれたので、結果行って良かったです!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

パリグラフィック展イベント情報

会期 2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
開館時間 10:00~18:00(祝日を除く金曜、11月8日、12月13日、1月4日、1月5日は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜休館(但し、1月8日と、「トークフリーデー」の10月30日(月)、11月27日(月)、12月25日(月)は開館)
年末年始休館:2017年12月29日~2018年1月1日
主催 三菱一号館美術館 アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館、朝日新聞社
後援 オランダ王国大使館
協賛 大日本印刷
協力 ヤマトロジスティクス(株)、エールフランス航空、KLMオランダ航空
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイトより

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