どうも、ウェブ系ウシジマくんです。
今回は、kakasiという漢字からローマ字に変換するライブラリを導入するまでの手順を記事にしています。
ライブラリ (library)とは
便利なプログラムの部品をいっぱい集めて、ひとまとめにしたファイルのことです。
ライブラリ (library)
導入する際に実行するLinuxコマンドについても軽く解説していますので、参考になれば幸いです。
動作環境
- cloud9
- Rails version: 5.1.4
- Ruby version: 2.3.4 (x86_64-linux)
- kakasi version:2.3.5
実行コマンド
gzip -dc kakasi-2.3.5.tar.gz | tar xvf -
cd kakasi-2.3.5
./configure
make
su
make install
導入で使用しているLinuxコマンドの解説
gzip
ファイルを圧縮・展開するコマンド(拡張子.gz)
-dc
圧縮ファイルを展開して、内容を標準入力に書き込むコマンド。元ファイルに変更は加えない。
-xvf
アーカイブファイルを展開して、
処理を進行しているファイルを表示して、
アーカイブ名をパラメータで指定する
|(パイプ)
複数のコマンドを組み合わせる。コマンドの標準出力を次のコマンドに渡す処理のこと。
パイプ「|」を使って 複数のコマンドを組み合わせる
./configure
カレントディレクトリにあるconfigureスクリプトを実行する。kakasiのソースコードから実行ファイルを生成するためのコマンド。実行することで、ファイルを作成する(ビルド)に必要なコマンドがインストールされているかを環境チェックし、問題がなければ実行ファイルであるMakefileを生成する。
【configure】Makefileを生成する
make
ソースコードからコンパイル(PCが理解できるように翻訳すること)したり、インストールしたりする処理を自動的に行うコマンド。処理はMakefileに記述されたコマンドに従って実行される。
オプションをつけないと、ソースからプログラムをビルドするという意味になる。
【make】コンパイル等の処理を自動的に行う
make install
makeによってビルドされたソフトウェアをインストールすること。どんなインストールされるのかは、makefile次第。
【make】コンパイル等の処理を自動的に行う
./configure;make;make installにはどんな意味がある?